会社印保管方法
朱肉をこまめに拭き取る
印鑑をお使いになった後はすぐに、印面に付着した朱肉を拭き取りましょう。
そのままにしておくと、朱肉が乾燥し固まって取れなくなります。
こうなってしまうと、いくらキレイに彫刻された印面でも、乾燥した朱肉で劣化し、美しい印影を得ることが困難となってしまいます。
また朱肉の中の油分は、そのまま放置すると、印鑑の枠を劣化させて、もろくしてしまいます。枠がもろくなると、お使いのときに欠け易くなってしまいます。
このため、お使いいただいた後はすぐに、残った朱肉を取り除いてあげましょう。
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ケースに入れて保管する
本柘や黒水牛、象牙といった印材は全て天然のものですので、「乾燥に弱い」という共通した性質があるのです。
印材が乾いてしまうと、印面の”ひずみ”や細かいひび割れなどトラブルの原因となりますので、乾燥を防ぐため、保管のときは必ず専用のケースに入れて、できれば金庫などの冷暗所に保管下さい。
※会社印ドットコムでお買い上げ頂きました印鑑類は、ケース(一部は皮袋)をお付けしています。
空気が乾燥すると
また空気が乾燥すると、黒水牛・オランダ水牛は印材の芯にむかって凹みが生じ易いので冬季は椿油などの天然オイルを、印面に1,2滴落として軽く拭き取っておくのも得策です。
天丸タイプの刀の蓋(さや)について
会社実印・会社銀行印・各職印の天丸タイプには蓋(さや)が付いておりますが、印鑑本体と同じ材料で作られており天然素材故、乾燥や湿気に対してどうしても微妙な伸縮があり、特に乾燥しやすい季節はフタが取りにくくなります。その場合の対処の方法として、印鑑をテイシュに包みビニール袋に入れて、冷蔵庫等で10-20分程度冷やしますと、フタが取れやすくなります。