会社印の押し方
朱肉をつける
印鑑を押す際、朱肉をつけすぎないことです。これが大切なポイントです。
キレイにうつらないのは他の原因によることが多いのですが、上手に押そうとするあまり、朱肉の盤面に印面を強く押し付けたり、必要以上につけすぎることが多いのです。
これは余分につきすぎるばかりでなく、朱肉のつきかたにバラツキが出る原因ともなりますので、お勧めできません。
朱肉はあくまでも、ポンポンと軽いタッチで適量をつけるようにしましょう。
また、安価(100円ショップなど)な朱肉ではキレイに押印できないことが良くありますので、できればシャチハタ等の専門メーカーの朱肉をお勧めいたします。
ゴム印用のスタンプ台についてはコチラを参照ください。
捺印マットを敷く
印鑑を押す紙の下に、捺印マットなどクッションとなるものを敷きます。
これも重要なポイントです。
用紙の下に何も敷かずにハンコを押そうとされる方がいますが、どうしても捺印の力のかかり具合に微妙なバランスの違いが出てきます。捺印マットは、この誤差をカバーして均一化させる役割があります。
従って、クッションとなるものを敷けば、よりキレイに捺印できるということになります。
なお、クッションには捺印マットのように、硬すぎず柔らかすぎないものが印鑑を押すのには最適となります。
押印しようとする紙の下に凹凸のある硬い面がある場合は、印面が損傷することがありますので特に注意してください。 押印と捺印の違いはコチラ
重心を移動させる
捺印の際、まず印鑑を紙の上に真っすぐに立てて、適度な力を加えて、ひらがなの「の」の字を描くように、印面の重心をまんべんなく移動しながらしっかりと捺印します。
このときに注意しないといけないポイントは2つです。
ひとつは、力を入れ過ぎないこと。上手に押そうと力むと、必要以上の力が加わります。
また、力を入れ過ぎると、垂直方向の重力がかかりすぎてかえって上手く押せず、また力みにより印面がずれたりすることがありますので、適度な力で捺印するように心がけましょう。
もうひとつのポイントは、重心をバランスよく移動させて押すことです。
印面全体に、均等に重力をかけるために大切です。
このように重心をまんべんなく移動させることにより、より均一で鮮明な印影を残すことができます。
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